JPYCとは?
JPYCとは円と1対1の価値で連動するステーブルコインである。ステーブルコインとは何?という話になるが超簡単に言えば楽天ポイント見たいに1JPYC=1円として利用出来るもの。ただ現状は使える場所があまりない。各種ポイント(第三者型前払式支払手段)とステーブルコインの違いは法的根拠が違う、といっても一般ユーザーは「なんのこっちゃ?」なのでこれも超簡単にいうと何かあったときにどこまで保護されるかというのが一番大きいか?第三者型前払式支払手段は発行残高の半額までしか供託金の義務がないので発行会社に何かあった場合は最悪半分しか返ってこない。一方でJPYCは100%供託金が積まれているので全額返ってくる。もっとも現状で大手のPAYに何かあるとは考えにくいが。
JPYCの入手方法は?
公式サイトに書いてあるが
- JPYCでアカウントを作成
- スマホ+マイナンバーカードで本人確認(JPKI使用で写真撮影なし)してから利用目的等を種登録(金融期間でよくあるやつ)
- ウオレットに接続
- 発行予約(最低取引金額は3,000円)
- 発行(予約した金額をGMOあおぞらネット銀行の指定口座へ振り込む。自分の時は着金してから残高が反映されるまでに5分ほどかかった)。
という流れになる。必要なのはJPYCとやり取りするためのメールアドレス、公的個人認証サービスを利用出来るようにした(4桁数字ではなく長い英数字のパスワードのほう)マイナンバーカード、マイナンバーカードを読み取れるスマートフォン、ブロックチェーンを利用するためのウォレット。本人確認はスマートフォンで行う必要があるがその後の各種情報登録はPCで出来る。
ウォレットとは?
ビットコインとかブロックチェーンとかに触れてこなかった人が持っていなさそうなのはウォレットか。自分も持っていなかったので作成した。世の中にはいろいろなウォレットがあるがJPYCではMetaMask(メタマスク)というウォレットが動作確認済み。昨日あたりからHashPort Wallet(旧EXPO2025デジタルウォレット)が推奨に変わった模様。自分はMetaMaskを利用した。
MetaMaskの利用方法
PCでMetaMaskを利用するにはブラウザの拡張機能でインポートする。Chrome、Edge、Firefox等で使用できる。スマートアカウントの有効化とか細かい設定は不要。MetaMaskとJPYCの接続も公式ブログネットワークをMetaMask(メタマスク)に追加する方法に詳しく書いてある。
ネットワークとは?
この辺で初めて知ったのだがイーサリアム(Ethereum)と言った場合、ネットワーク(チェーン)としてのイーサリアムと暗号資産としてのイーサリアムがあるということ。JPYCはいくつかのチェーンを使用できどのチェーンを利用するかは利用者が選べるのでポリゴン(Polygon)上のJPYCとイーサリアム上のJPYCが存在することになる。そして両者は直接的にはやり取りが出来ない。JPYCではポリゴンというチェーンを推奨している。送金時の手数料が安いらしい。ということで自分はウォレットはMetaMask、チェーンはポリゴンという組み合わせで利用することになった。送る側と受ける側でウォレットは同じである必要はないがチェーンは同じでないと受け取れない(というか宙に浮いたような状態になるらしい)。
ガス代(手数料)が調達できない
とりあえず3,000JPYCを用意することが出来た。ここで問題発生。JPYCで資金決済を行うにはガス代という手数料が必要。これはJPYCではなくPOL(ポリゴンチェーンで利用する通貨。イーサリアムチェーンを利用したらETHか)が必要。だいたい1取引で0.001〜0.01POL程度(数円)らしい。3,000JPYCあるのでQuickSwap - The Leading Ethereum Community & Agglayer DEXというところでそれから充当するかと思ったらJPYCをPOLにするのにPOLが必要ということで身動きが取れなくなった。以前から暗号資産等を扱っている人ならどこかの取引所でPOLを調達するということが出来るがブロックチェーン初心者の自分は取引所のアカウントなどない。𝕏上でも同じような人はいてその中でSmolRefuelというところで手数料を取られるけどJPYCからPOLに出来るというポストがあった。早速行ってみたのだがエラーになってしまう。口座が新しくて信用がないとかそういう理由かもしれない。他にはPolygon Portalというところで交換できるというポストも。しかしこれも出来なかった。Copilotの情報ではPolygon Portalの仕様変更で出来なくなったとのこと。しかしそこはネット社会。JPYCユーザーのガス代支援というものを立ち上げてくれた人がいて少額のPOLを入手することが出来た。これでJPYCを使って決済を行う準備が完了。もっとも使う場所がないのだがw。POLが入手出来たのでJPYCからPOLにして支援していただいた分は返そうかと思ったらJPYCからPOLへ換えるためのレートが今のタイミングでないようなのでそれは後で。昨夜は出来たのでそのうち出来るだろう。
JPYCの今後
利用者側からすれば現時点では使う際に数円だが手数料もかかるし使える場所もあまりなく各種PAYを置き換える状況ではない。受け取る側としては決済手数料がかからない(JPYCで受け取って銀行口座へ出金。GMOあおぞらネット銀行宛なら手数料0円か?)ので導入は進むかも。使える場所が増えれば使うユーザーも増えるという好循環になるか?あとは海外との決済か?おそらくJPYC→POL→海外のステーブルコイン等という流れになるのか?それとも直接JPYC→海外のステーブルコイン等になるか?銀行等を経由した送金より手数料が激安になりそうな感じではある。ただ当面は円からJPYCへの交換は資金移動業の縛りで100万円/日だったかな。あと投げ銭との相性も良さそうである。受け取る側がウォレットのアドレスと利用チェーンを教えてあげればよいのである。ちなみに自分のは
0xdCaBa54Fd0ad5113Fdca3Ceb7Ffa54453Ac03450
でチェーンはポリゴンである。
SmolRefuelでPOLガス代入手できますhttps://t.co/A9Lm5liH8e
— 斎七(さいしち)🔰sai7nft.eth (@sai7) November 1, 2025
あとAmbire Wallet はJPYCでガス代できるそうです
Polygon公式サイトにアクセス
— NOGU (@okuzyo_yoga) November 1, 2025
ナビゲーションバー(上部メニュー)から「Swap for Gas」を選ぶ
$JPYC 貰ってもガス代なく動かせない人のために最低限のネイティブトークン貰えるアプリ作りました
— konaito | 社外CTO (@konaito_copilot) November 1, 2025
・JPYC社からのJPYCのtransferトランザクションのあるアドレス
・そのアドレスのPOLが0.02以下
の場合に請求できます
オンチェーンの取引って初めてやると普通に感動するのでその助けになれば https://t.co/Iz2AA3E3sF pic.twitter.com/4RTkbUgvRZ
