既に発売からだいぶ経ちシャープのサイトでは過去機種扱いをされているSH-M09を購入。
購入動機
少し前にOPPO Reno Aを購入した。有機EL、おサイフ等必要なものが揃っていた端末だった。ひとつ問題はサイズ。幅75.4mmはやはり大きかった。無理に片手で操作をしようとしたためか親指の関節が痛くなってしまった。とても残念ではあったがReno Aを手放した。しかし一度速い端末を触ってしまうとSnapdragon 450のF-02Lではどうももっさり感がある。Snapdragon 855までは不要だが670以上が欲しくなる。しかしそこそこの価格でそこそこの性能の端末というのがない。国内モデルはSnapdragon 630が主流になってきているが630では450とほとんど性能差がない。しかしその上は855になってしまい価格的に厳しい。それでも選択肢がないのでXperia 5の値が下がるのを待とうかと考えていた。しかし店頭で触ってみると幅は問題ないものの長すぎる!これではやはり片手でそうさするのは厳しいと感じた。後残るのはPixelくらい。こちらも店頭で触ってみたがまあ何とかなりそうなサイズだった。しかしXperia 5より更に高価である。また同時にSH-M09も触ったが小さくていいなと思った。SH-M09も候補にはしていたが発売時期と価格からXperia 5よりは順位が下だった。そんなことを思いながら帰宅後にSH-M09の価格を何気なく調べて見ると回線無しで6万円を切っている。あれ?つい先日まで8万円以上していたはずでは?発売からかなり経ったモデルに8万円は厳しいが6万円切りならいいかも。シャープのサイトでも過去機種扱いだし在庫も少ないようなので生産終了して次期モデルも近いのだろう。もともと候補としては考えていたが価格で躊躇していたのとXperia 5では要求を満たせそうもないことがわかったので今がチャンス(?)と思いそのまま購入。
サイズ感
- SH-M09:131 x 64 x 9.3mm、135g
- F-02L:147 x 70 x 8.9mm、145g
- iPhone 7:138.3 x 67.1 x 7.1mm、138g
- Reno A:158.4 x 75.4 x 7.8mm、169.5g
厚みはあるがiPhone 7より小さい。テーブルに置いた時等は適度に厚みがあった方が持ち上げやすい。SH-M09はとても持ち易い。文字入力でもほとんど無理をせずに全ての文字に親指が届く。流石にディスプレイの上端部は辛いが。文字のサイズに関しては調整が出来るしAndroid標準の拡大機能も使用出来る。
バッテリー性能
サイズが小さいのはいいがバッテリーはその分辛い。F-02Lで70%くらい残るところで55%程度か。それでも自分の使い方なら1日持つのでなんとかなる。足らない場合、最近は小型でPDに対応した充電器もあるのでそういうものを使用するかモバイルバッテリーでカバーするかということになるか。
イヤホンジャックの位置
本体のサイズも小さいしL字プラグだしコードも長いから大丈夫かなと思ったけどやはり上側だと邪魔かな。USB-C - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ(何故かApple製w)を使うか。刺すとNeutronを起動するか聞いてくるのが面倒だな。その状態で保存してしまえばいいのか?
性能
Antutuは他のサイトに任せていつもの通り、Kraken JavaScript Benchmark、Speedometer 2.0、CanvasMark 2013でテスト。結果は以下の通り。(2020.09.22追記)Pixel 4aを計測するついでに本機も再計測。OSは当時のAndroid 9からAndroid 10に変更。CanvasMark 2013のスコアが大幅に改善している。
- Kraken JavaScript Benchmark:2595.8ms→2693.8ms
- Speedometer 2.0:47.7→46.3
- CanvasMark 2013:7869→9213
小さくてもSnapdragon 845。CanvasMark 2013を除いてSnapdragon 835のXperia XZ1を上回るスコアとなった。ちなみに「なめらかハイスピード表示」をオンにしてもこれらのベンチマークのスコアはほとんど変わらない。ただスクロールに関してはなめらかになる。その代わりバッテリーの消費は多い。自分はバッテリー優先でオフにした。それでもカクつくようなことはない。オンにするとヌメヌメという感じで確かに気分はいいのだが。
(2020/03/12追加)ドラクエウォークのマップを表示するまでの時間をSH-M09、F-02L、iPhone 7で比較してみた。
イヤホン出力に関して
RMAAを撮ってみた。プレイヤーアプリはGoogle標準のPlay Musicを使用。
F-02Lと比べると音量は少し小さめ。44.1kHzがあまりフラットでない。プレイヤーアプリをfoobar2000に変えても同じだったがNeutron Music Playerにしたらフラットになった。また96kHzの音源を再生してもPlay Musicでは20kHz超が出てきていない。マニュアルでは対応していると書いてあるが。Neutron Music Playerなら出力出来るのでハードウエア的にはイヤホン端子での出力には対応しているけど正確な記載ではないと思われる。Neutron Music Playerの結果はこれ。
カメラ
F-02Lと撮り比べてみた。
どちらもAIオートで料理と認識。しかしどの機種もそういった情報がファイルに記録されていないのは残念。SH-M09とF-02Lを比べた場合、F-02Lの方が色が鮮やかで美味しそう?ただ、カメラの角度等が完全に一致しているわけではないので評価は難しい。光学手ブレ補正があるにもかかわらずF-02Lとシャッタースピードがあまり変わらないのも気になる。シャッタースピードを落としてISOも下げられるのではないだろうか。JPEGの圧縮率に関してはSH-M09がかなり低め。
(2020/03/09)画像を追加。iPhone 7との比較も。
SH-M09の撮影モードが何故か未定義に。35mm換算も記録無し。Exifの書き込みで問題があった?画像の方は等倍で見るとiPhone 7の方が荒いかな。
他の端末で撮影出来ず。たぶんAIシーンオン(料理)だったと思うけどそういう情報が記録されないんだよね。
こちらはF-02Lの撮影モードが何故か未定義に。35mm換算は記録されてる。SH-M09のカメラ、酷評されることが多いけどそんなに悪くはなさそう。広角なので風景には向いている。ところで中央右下の緑色の光点はなんだろう?
Android 10にバージョンアプ
4/20、Android 10へのバージョンアップが降ってきた。特に問題なく完了。Play Musicで20kHz超がイヤホン端子から出ていないのは直っていなかった。またNeutron Music Playerで44.1kHz(の倍数)で再生するとイヤホン出力がノイズだらけとなる。こちらはアプリとAndroid 10の相性問題か?対策としては「ソースの周波数に準拠」を使わずに96kHzを指定するかUSB DACを使用する。また、d払いアプリがログアウトされてしまったのでログインし直し。支払い方法も初期状態に戻っているのでカード払いを設定し直し。それ以外に特に目立った不具合はない。もう少し使ってみないとわからないか。