購入動機
SHANLING M0Proはアダプターを使用することで4.4mmバランス接続を行う事ができる。正直、3.5mmアンバランス(所謂、普通のイヤホンジャック)との違いなんてわからないだろうなぁ、と思いつつもせっかく出来るならやってみるかということでアダプターを購入。もっともイヤホン側もバランス接続できる仕様でないといけないのだが。そして現在使用しているFIIO FD3はリケーブル可能でバランス接続のケーブルにも変更出来る。FIIO FD3 Proならば最初からバランス接続への変更も可能だったのだが。
しかし交換用のケーブルは高い。以前見たときは普通に1万円を超えていた記憶。と思いながらECサイトを漁ってみると1万円以下のものも少しだがある。その中から今回はNOBUNAGA Labsの「みかさ」というケーブルを選択。これよりも安いものもあるがFD3の標準のケーブルより質が落ちそうで。FD3の標準のケーブル、出てくる単語は結構凄くて同じ素材のケーブルだと2万円を超えてくる。FD3がお得だったのかケーブルが高すぎなのか。もっともケーブルはイヤホンより数がでなさそうなので割高に感じるのもやむなしか。
NOBUNAGA Labs みかさ の感想
まずはケーブルのみかさの感想から。FD3標準のものより細い。FD3標準のケーブルは耳掛け方式が前提だがみかさはスタンダードなタイプ。標準のものはケーブルが曲がっているため変に絡みやすかったがみかさはそんなことはなさそう。装着時に耳掛けにするかどうかだが本体が耳掛け前提の作りっぽいので耳掛けにした方がいいか。
4.4mm Adapterの感想
感想もなにもこっちは刺すだけの簡単仕様。L字ではなくストレートなのはM0Proの構造と相性がいい。L字だといろいろと干渉するので。
で、肝心の音は?
正直わからん。若干、高音の抜けがよくなったような感じもするが。バランス接続の効果なのかケーブルの効果なのか。聴き比べてみたいところだがケーブルの交換、結構力がいるのでそんな簡単に入れ替えできない。構造的にも何度も付け替えたくない構造をしている。聴き比べようと思ったらイヤホンがもうワンセットないと無理。理論的にはバランス接続の方が筋が通っていると思う。M0Proもバランス接続の方がパワーが出るようだし。M0Pro、DACをデュアルで搭載とか本来はバランス接続で使用するものを利便性を考えて3.5mmアンバランスも利用出来るようにした感じ。ボディが大きければそれぞれのジャックを搭載するところ、アダプターという方法で解決してきたのは凄いと思う。
バランスでいくかアンバランスでいくか
バランスだとさせる機器が限定されてしまう。使用時にお手軽にアンバランスのケーブルに戻すというのも難しいし。とはいえ現状、我が家でイヤホンを刺すような機器はUSBポートが付いている。そしてM0ProはUSB DACにもなるのでFD3で聴きたいときにはイヤホンを刺すのではなくM0Proを刺せばいいことになる。現状、我が家では一番ハイスペックな接続になるのだから。