OCN 光 with フレッツの我が家にもIPoEが。しかし…

作成日:2019/03/21 更新日:--/--/--

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やっとIPoEに対応した

我が家のインターネット回線はOCN 光 with フレッツの100M契約である。一応90Mbpsは出るがIPoEに対応すると契約以上の速さになるかもという話もありIPoEに期待していた。OCNのIPoE対応は以前から始まっていたのだが既存の回線は対応待ちだった。そんな我が家の回線もついにIPoEに対応した。早速ルーターの設定を変更してみる。

しかし…

既存のPPPoEで速度が出ない原因はPOIと呼ばれているプロバイダーとNGN(フレッツの基幹網と思っていただければ)を接続する箇所の容量不足。しかもPOIはNTTが管理しているためプロバイダーでは増強に時間がかかる。IPoEになるとこのPOIを経由せずにNGNに接続出来る。しかもPOIを経由しない場合、フレッツ側で契約による速度制限をかけていない(というか出来ない?)らしい、との理由から100M契約の我が家でも回線速度が速くなるのでは?という期待があった。しかし、結果はまったく変わらず!

原因は?

元々が100MなのでLANケーブル的は気にしていた。確認をしたところCAT5eなのでギガビットは無理でも上限は350Mbps。もろもろさっ引いても200MBpsくらいは出るのではと期待をしていたがまったく変わらなかった。最初はルーターの設定を疑った。うちのルーター(Aterm WG1800HP2)はIPoEに対応していないのではないかと。6月に出たAterm WG2600HP3等がAtermシリーズとして初めてIPoEに対応という記事もありルーターが非対応と思った。しかし確認していくうちにルーターの「IPv6トンネル対応アダプタ機能」をオフにして「IPv6ブリッジ」をオンにするとルーターとしてはIPv6で接続出来ていないがPCはIPv6のアドレスを持てていることがわかった。つまりIPoEでの接続は出来ている。では、何故速度が上がらないか?フレッツが契約速度の制限を有効にした。しかしそういう話はあまり聞いていない。もう一つは構内のハブ等。たしかにケーブルはCAT5eで100Mbpsを超えられるがハブ等は?ケーブルはCAT5とCAT5eで価格差はなさそう(というより当時既にCAT5は存在しなくなっていた?)だが機器類は10/100が主流でギガビット対応はあまりしていなかった。そしてそこは手を出せないところ。終了。

この後、どうする?

結局、我が家の場合はPPPoEでもIPoEでも速度はかわらないことに。これが普段、50Mbpsも出ないとかであれば増速も見込まれたがもともとほぼ理論値になっていたため何も変わらないことに。ではこのあとPPPoEを使用するのかIPoEを使用するのか。IPoEを使用するとPOIの混雑状況に影響を受けずに常に理論値に近い速度で通信ができるだろう。一方で今のルーターでIPoEを使用するためには「IPv6ブリッジ」をオンにする。すなわちPCがルーターを挟まずに直接、外部のインターネットに繋がることになる。ルーターを経由すると外部から内部に侵入しようとする通信はルーターが弾いてくれるがそれがなくなる。リスクとリターンを秤にかけた場合、ちょっと見合わないので当面はPPPoEを使用することにする。IPoEにきちんと対応したルーターであればルーター機能を生かしつつIPoE接続が出来るのだろう。

余談

「IPv6パススルーができればIPoEに対応している」と書いてあるのを見かける。確かに誤りではないだろうが「IPv6パススルー」とIPoEは本来直接関係がない。うちのルータは「IPv6トンネル対応アダプタ機能」というものでPPPoEでプロバイダーと接続する機能があり(なのでNTTから借りる機械を減らせる)、これを止めて「IPv6ブリッジ(パススルー)」を行うことによりNGNに直結(IPoE接続)を実現している。ルーターがパススルーした先がPPPoEによるIPv6接続であればIPoEにならない。ルーターが「IPv6ブリッジ(パススルー)」であるかではなく繋がる先がNGNかPOIかということ(わかりにくい)。ちなみに壁のLANコネクタにPCを直接刺した場合、IPoEに対応していればなにもしなくてNGN(インターネット)に繋がり、IPoEに対応していない場合、PCにPPPoEの設定を行いPOIに繋ぎにいくイメージ(あくまでもイメージ)。