「Rakuten Hand」の購入動機
「arrows NX9」を検討していたのだが5Gを試したいという理由だけであの金額、サイズはやはり無理、ということに。同時に「Rakuten Hand」のレビューがポチポチ上がり始め安いし現状はeSIMで通話可能なのは楽天だけだけどIP電話もあるし将来的にはドコモもeSIMで通話可能になるかもしれないと思い購入。尚、楽天以外の電波ではVoLTEは不可能な為、au系はeSIMが出たとしても通話には使用出来ないと思われるので注意が必要。
また、カメラ周りのデザインがイマイチだったのでレザーケースを同時に購入。このレザーケース、単品で購入すると2,880円(税込み)だが同時購入だと980円(税込み)。質感としてはカサカサではなく多少柔らかめ。こんな感じ。サイトの写真とは少し仕上げが異なっている感じ。
「Rakuten Hand」を持った感じ
仕様上は幅が約63mm。「SH-M09」が約64mmなので所有している端末の中では一番小さい。ノギスでの実測は「Rakuten Hand」が62.7mm、「SH-M09」が64.4mm。カバーを付けた状態では「Rakuten Hand」が65.2mm、「SH-M09」が66.4mm。本体はツルツル系で滑りにくい。これならカバー無しでも大丈夫か。個人的にはスベスベ、サラサラ系がダメで端末を落としそうになる。ツルツル系は手に張り付く感じがあり割と落とさない。ちなみにカバーは少しザラザラ系の少しペタペタ系。うーん、このあたりの感覚を文字で表現するのは難しいw。カバーに関して言えばボタンの操作感もカチっとしたもので不満はない。右手で持った時に親指の位置にくるのは電源ボタン。
「Rakuten Hand」のイヤホンジャックは完全にハイレゾ非対応→そんなことはなかった
結果はこんな感じ。
端末の更新があったので撮り直したらこんな感じ。
「Pixel 4a」以降、ハイレゾ非対応が続く。「Reno A」は標準のプレイヤーでは96kHzが出力出来なかったもののNeutron Music Playerでは出力出来た。コストの問題なのか製品の序列の問題なのか。SoCは192kHzまで対応しているのだが。
端末の更新が理由なのかNeutronのアプリ更新が理由なのかは不明だが2021/05/23時点ではNeutron Music Playerを使用するとイヤホンでハイレゾ再生が可能。
「Rakuten Hand」のカメラに関して
スペックとしては約4,800万画素 (広角) + 約200万画素 (深度測位)。F値1.8。センサーはS5KGM1らしい。センサーサイズは1/2インチで4,800万画素だが1,200万画素で出力するので処理が上手ければ結構良さそうである。ちなみに「arrows NX9」も1/2インチで4,800万画素なのでもしかしたら同じセンサーかも。実際の撮影画像は後で。余談だが上に出したケース画像をよく見るとレンズに輸送用の保護フィルムが貼ってあるのがわかる。これを剥がさないと酷い映りになるらしい。
モデル名はP710。PCに繋いだときもP710と表示される。測光方式は平均。焦点距離は4.7mm。35mm換算で27mmなので最近の機種にしては少し狭角か。
「Rakuten Hand」と他の端末(「iPhone 7」や「Pixel 4a」等)との画像比較
「Rakuten Hand」、「iPhone 7」、「Pixel 4a」、「SH-M09」、「F-02L」で比較してみた。
「Rakuten Hand」のカメラ、狭角かと思ったけど「Pixel 4a」も同じだった。「SH-M09」と「F-02L」がやや広角を売りにしてたのか。画質に関してはよくわからないので判断はお任せするがファイルサイズは「SH-M09」(5.57MB)、「Rakuten Hand」(4.36MB)、「Pixel 4a」(3.19MB)、「F-02L」(2.78MB)、「iPhone 7」(2.35MB)となる。「SH-M09」だけピクセルサイズが22MPと大きいのでそれを除けばファイルサイズの大きい「Rakuten Hand」が一番圧縮率が低いということになる。またカメラを使用して気になったのが「Rakuten Hand」の標準カメラアプリ、グリッドを表示出来ない模様。どこかで設定出来るのかもしれないが見つけることが出来なかった。
夜景を撮影してみた。「SH-M09」のカメラの評価がよろしくないのはこういうところか。「Rakuten Hand」は「Pixel 4a」と比較すると白飛びしている感じだが悪くない。2万円という価格を考えれば十分過ぎる。
「Rakuten Hand」の性能をチェック
いつものごとくKraken JavaScript Benchmark、Speedometer 2.0、CanvasMark 2013を測定。ブラウザはChromeを使用。スコアは「Pixel 4a」 / 「Rakuten Hand」 / 「SH-M09」の順で並べてみた。
- Kraken JavaScript Benchmark:2548.8ms / 2649.3ms / 2714.6ms
- Speedometer 2.0:27.0 / 43.3 / 45.4
- CanvasMark 2013: 9565 / 9405 / 9261
「Rakuten Hand」のSoCは「Snapdragon 720G」だが、このあたりの数値は「Snapdragon 730G」の「Pixel 4a」、「Snapdragon 845」の「SH-M09」とほぼ同等。「Pixel 4」aのSpeedometer 2.0のスコアが悪いのは気になる。以前は47.0だったのでAndroid 11にしたのが原因か?
「Rakuten Hand」のディスプレイを他の端末と比較
コンパクトな「Pixel 4a」、「SH-M09」とディスプレイを比較してみた。
「Rakuten Hand」はパンチホールやノッチがない。エッヂディスプレイはあまり気にならない。アプリが認識するディスプレイのサイズは「Pixel 4a」が393 x 730、「Rakuten Hand」が360 x 664、「SH-M09」が360 x 630。「Pixel 4a」は物理的にも論理的にも大きい。「Rakuten Hand」と「SH-M09」はほぼ同サイズだが「SH-M09」の下側のノッチの分、「Rakuten Hand」の方が実際に使用出来るエリアは広い。しかし「SH-M09」の方が表示されている情報量が多い。よく見ると改行幅が「SH-M09」の方が狭い。特に変更した記憶はないのだが。