Zenfone 8を使用してみて
コンパクトではあるが思っていたよりは大きい感じ。重量と厚みがあるからか?指紋認証に関しては自分の使い方としては机に置いたままロック解除をするようなケースも割とあるので前面にあってよかった。カメラに関しては悪いという事はないだろう。ただPixel 4aと比べて上回るかというと微妙か。Pixel 4aがよすぎるのだろう。
Zenfone 8を購入して半年経過(3/26追記)
Zenfone 8を購入してから半年が経過した。現状はどうかというとメイン機の立場から外れている。やはりセキュリティパッチが更新されないのと指紋認証に難があるのが大きな理由。それ以外としてはType-C DACにノイズがのるところか。セキュリティパッチは気にしない、イヤホンジャックあるからType-C DACは使わないという人にとっては課題は指紋認証くらいか。スクロールのヌルヌル感とかツインアプリの便利さとかスタンダードなボタン配置とか良い面も多いのでメイン機に持っていきたいのだが。Windowsはセキュリティパッチの未適用で実害が出てるケースはよく聞くがAndroidでは国内では聞いた事がない。海外では発生しているようだが。そうは言っても何かあってからでは大変だしなぁ。
Zenfone 8を購入してから1年近く経過(8/21追記)
現在、Zenfone 8がメイン機に復活している。Android 12へのアップデートでセキュリティパッチが更新されメイン機に昇格。7月末でパッチの期限が切れ(一応、Android Enterprise Recommendedを参考)したが8月の更新でなんと8/5版のセキュリティパッチになった。8月はPixelシリーズの提供が遅れたのでPixelシリーズより先へ行くというなかなか驚きの状態。イヤホンジャックの位置に関しては諦めて慣れることにした。Zenfone 9が出てくるので今後のサポートに関しては不安があるがパフォーマンスに関しては何の問題もないのでとりあえずは10月末までは問題なく使用出来るだろう。
以下、項目別に細かく見てみる
コンパクトな端末が欲しい
AQUOS R2 Compact(SH-M09)がセキュリティパッチも更新されなくなったので放出。代わりの端末を物色。Zenfone 8には目をつけていたもののここまでの性能は必要ないし価格も高い。逆に言えば買わない理由は価格とも(買わない理由が価格なら買え理論w)。Xperia 10 III Liteも検討。どちらもn79非対応でドコモの5Gを使用するにはちょっと不満。Xperia 10 III LiteはSIMフリーとはいえMVNO or 楽天モバイル経由なのでアップデートはどこで購入するかの影響を受ける可能性がある。もっとも完全SIMフリーのZenfone 8もアップデートはメーカーの体力によるが。ちなみに自分は楽天モバイル、IIJmio、OCN(goo Simseller)で購入が可能(アホである)。
Zenfone 8に決めた理由
ほぼほぼXperia 10 III Liteに傾いてIIJmioのサイトを見ていてふと目に止まった価格。69,800円。あれ?Zenfone 8って79,800円じゃなかった?値段間違えてない?で、確認してみるとIIJmioは69,800円で出してる。そして「端末のみ購入で10000円ギフト券」。「端末のみ購入じゃ1,000円と渋いなぁ」とよく見ると10,000円。え?いいの?69,800円から10,000円ギフト券で実質59,800円。Xperia 10 III Liteは46,800円でギフト券5,000円なので実質41,800円。その差、18,000円。ここまでなら高性能でもZenfone 8にはいかない。ちょうど先日、電車でXperia 1と思われる端末を使用している人を目撃。やはりデカイ。10 IIIは一回り小さいとはいえその長さは気になるところ。さらに決定的なのが対応している周波数。Xperia 10 III Liteは5G:n78/n79、LTE:B1/B3/B4/B12/B18/B19/B38/B41、Zenfone 8は5G:n1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/77/78、LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/34/38/39/40/41/42。注目はLTEのB42。これはドコモのPREMIUM 4Gに対応するバンド。5G非対応でもある程度速度のカバーが出来そう。まあ実態としてはなくてもさほど問題ではなかったりするのだが。ならばドコモ版のXperia 10 III Liteは?と思い白ロム価格をチェックするも7万円オーバー(高っ!)。新規契約・即解も考えたがそこまでしてもなぁという感じで終了。ここまで調べたところで、そういえばPixel 5は?と思いだしチェック。74,800円~、70.4mmという表記を見てそっと閉じ…。これで見るべきものは終了。ASUSが日本市場に出した本気に答えねば、と錯乱したままポチっとな。
Zenfone 8とその他の端末のサイズ等を比較してみる
- Zenfone 8:約68.5(W)x148(H)x8.9(D) 、約169グラム
- Pixel 4a:約69.4(W)x144(H)x8.2(D) 、約143グラム
- SH-M17:約71(W)x148(H)x8.9(D) 、約178グラム
- F-41B:約71(W)x148(H)x9.4(D) 、約160グラム
- iPhone SE2:約67.3(W)x138.4(H)x7.3(D) 、約148グラム
Pixel 4aより幅は狭いが高さはある。SH-M17より幅が狭い。F-41Bより幅が狭く薄い。iPhone SE2よりは一回り大きい。重さもSH-M17よりは軽いがF-41Bより重い。F-41Bを少し細く、薄くしたと思うのがいいか。SH-M17も同じような感じだがSH-M17はかなり四角い。背面のラウンドなどはF-41Bの方が近いと思われる。
第一印象
無事、端末が到着したのでその感想を。まず第一印象としては「大きい」。幅は狭いが高さはSH-M17と同じなのでそうなるか。重量まで含めて考えるとPixel 4aの方がコンパクトかもしれない。
サイズ感
実際のサイズをノギスで計測。幅は68.9mm。ケースをつけて71.1mm。片手で操作しきれるかというと自分の場合は少々辛い。もう少し手が大きければ。自分の手のサイズも測ってみた。親指の腹から付け根までが約40mm、親指の腹から生命線までが約80mm。
ボディ表面の感触
ボディはツルツル系。これならカバー無しでも大丈夫かもしれない。ツルツル系は意外と滑らない。危ないのはサラサラ系。滑って落としそう。
指紋認証
フィルムは特に貼っていないが登録は苦労した。指の位置を認識しているような感じもある。慣れれば早いかも。ロック解除はまだ触る位置になれていないのか割と失敗する。まあ指紋認証の精度が悪いと感じるのは大抵登録が上手くいっていないのでどうしてもなら再登録。あと、フロントで認証するのはやはり便利。
プリインストールアプリ
ATOKはULTIASではなくPassport版に近い。拡張辞書等いくつかの機能が省かれているがSync機能は生きている。NePLAYER for ASUSは課金しないとハイレゾ再生が出来ない。プリインストールだとフル機能使用できるものが多いような気がするが。
おサイフケータイ
Suicaでの改札、自動販売機、Google PayでのQUICPay、いずれも問題なし。Pixel 4aで相性の悪かったリーダーも問題なし。FeliCaのアンテナが端末の上の方なので改札の反応もよい。ガラケーは厚みがあったので端末の真ん中にアンテナがあっても端末をつまむ持ち方でアンテナをリーダーに近づけられたが厚みのないスマートフォンではそのような持ち方は難しくリーダー部に端末中央を近づけるのが難しい。端末によっては読み取りエラーになる確率が高い。
RMAA
いつものようにRMAAを取得。
Neutron Music Playerで96kHz/24bitを再生
ちょっと便利な機能
いまのところ便利だなと思っているのは拡張機能→タッチ感度のポケットモード。夏場、胸ポケットに入れておくと反応してとんでもないことになっているが防げている模様。←これいまいち効いていない模様。
指紋認証
指紋認証があまりよくない。そもそも反応しないケースと反応するけど認証に失敗するケースがある。反応しないのは認証する処理がスリープしているから?とりあえずロック画面のバッテリーの最適化を外して様子見。認証に失敗するのは指紋の登録をやり直せば精度あがるかなぁ?このあたりはOPPO Reno AやRakuten Handの方がよかった。
その後いろいろわかってきたのは、そもそも指紋認証の精度以前に胸ポケットにいれていると反応してしまい、いざ使用しようとすると誤タッチで指紋認証が無効化されているケースが多い。これからの季節、厚着になるとそのようなことは減るかもしれないが季節によって解除方法を変更するのは面倒なので電源ボタンを押してから指紋認証をする(設定→セキュリティと画面ロック→指紋認証→端末のスリープを解除する→スリープモードからのロック解除方法をオフ)ように変更した。解除のパターンとして指が覚えてしまえばさしたる手間ではないしテーブルの上に置いたまま解除は出来るので特に問題ではない。
Type-C DAC
Type-C DACとの相性がよくない。ADVだとNeutron+特定アプリで音が小さく悪くなる。エレコムは少し使用していると盛大なノイズ(ラジオでチューニングが外れたような感じ)が乗ってくる。充電専用でOTGに非対応(反応する時点で非対応というより動作保証外か?)という情報もあるがこのご時世でそれはないとおもうのだが。
その他
セキュリティパッチが7月なのはちょっと。出荷タイミングで難しかったか。ちょうど本日から9月分のパッチが公開(=脆弱性情報が公開)されているので早めにアップデートしてもらいたい。ただASUS、Enterprise Recommendedをとってないんだよねぇ。Nokiaは頑張ってるんだけど。
Zenfone 8と比較してその他の端末のいいところダメなところ
- Pixel 4a:即時のセキュリティパッチ。軽量。非防水防塵。5G非対応。
- SH-M17:n79対応。カメラの望遠。エモパー。重い。ちょっと大きい。
- F-41B:イヤホンジャックが下。パンチホールのないディスプレイ。Exlider。Pixelほどじゃないけど軽い。安いので細かいことを気にしなくて良い。ちょっと大きい。全体的な性能。
- iPhone SE2:小さい。(そもそものタイミングが怪しいけど)即時のセキュリティパッチ。戻るボタンがない。
で、これらを裏返すとZenfone 8のダメなところになる。セキュリティパッチ、重い、n79対応、望遠レンズ、イヤホンジャックの位置、パンチホール、価格。なのでもう少し軽くしてn79対応してカメラは3眼にしてイヤホンジャックの位置を変えてパンチホールなくして安くしてという希望が出来上がる。Snapdragon 690にしてバッテリーを3500mAhにして…
カメラ
何もないのも寂しいので試し撮りした画像。
広角はOIS(光学式手ぶれ補正)あり、超広角はOISなし。それでもどちらもシャタースピードを1/30にしてその分ISOを上げてきた感じ。この方が手ぶれしないのでいいと思う。ノイズは後から補正出来るけど手ぶれしたらどうにもならない。Exifは情報少な目。35mm換算くらいは入れて欲しい。ちょい露出オーバーな気もする。ファイルサイズからすると圧縮率は低めかな。
どちらもあまり変わらないように見えるが花の写真、Zenfone 8は等倍で見ると被写体ぶれが出ている。これはオートHDRをオンにしていてHDRが効いた結果か?花は結構風で揺れるので難しいのだよ。夜景モードとの関係もあるからHDRは普段はオフにしておいた方がいいかもしれない。Pixel 4aはHDRの設定は特になくオートかな?HDRのオン・オフをユーザーにさせず、この被写体でHDRを使用しなかったPixel 4aの方がZenfone 8より1枚上手か?
Zenfone 8は夜景モードの方が白飛びが抑えられてるかな。画角がずれているので正確な評価は難しいな。なおこの景色だと自動で夜景モードにならなかったので手動で夜景モードにした。ビルの中の照明とかを見るとPixel 4aの方がいい感じか。けどZenfone 8もこれだけ写れば十分か。しかしどちらもExifに撮影モードとか入れてくれないのね。もしかして言語を英語にしたら入るとか?Pixel 4aは夜景モードにはファイル名にNIGHTとつくので一応わかるが。また端末で見ると夜景モードのアイコンがつく。どこかに情報はあるのか。
TPUケースを購入
付属のケースでもいいかと思ったがやはり滑りやすく、その結果文字入力に支障が発生している感じなのでTPUケースを購入。ただ、なかなか良さそうなものがない。基本的にAmazonは除外するので楽天で。70.9mmと付属のケースよりスリムになった。マイクロドット加工のせいで透明度はイマイチな感じだが大抵のTPUケースはこんなもの。ボタン類もクリック感が消えることはない。カメラ部は保護を考えるともう少し高さがあった方がいいかもしれない。
価格:880円 |