arrows Be3 F-02LにFiiO Musicをインストールしてみた

作成日:2019/07/28 更新日:----/--/--

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foobar2000の調子がイマイチ

音楽再生プレイヤーとしてfoobar2000を使用していたのだがたまに突然停止するという事象が。アプリのレビューでも指摘されていた。たまになのでそれ程問題ではないのだが他にいいものがないか探していたところFiiO Musicを発見。

FiiO Music

DAPとして(そこそこ?)有名なFiiO製の再生アプリ。調べて見るとFiiOのDAP自体がAndroidベースになっていた。FiiO製DAP専用のアプリかと思ったがiPhone用にもでているので汎用のものらしい。これを使えばFiiOのDAPと同じ音質に、はならないのである。

デジタルオーディオの再生

デジタルオーディオの再生は大雑把に表すとこんな感じ(合っている保証なしw)。
音源(mp3、FLAC等)→デコード→DSP(イコライザー等)→DAC→アンプ→スピーカー、イヤホン等
これを実装ベースにすると
音源(mp3、FLAC等)→デコード→DSP(イコライザー等)→ミキサー→デバイスドライバー→DAC→アンプ→スピーカー、イヤホン等
といったところか。アプリが担当するのはDSP(イコライザー等)まで。Windowsの場合、アプリがWASAPI排他モードに対応しているとDSP(イコライザー等)からデバイスドライバーに直接繋げることができる。しかしAndroidのアプリにはWASAPI排他モードに相当するものがなく必ずミキサーに入ってしまう。またmp3時代はエンコーダー、デコーダーの出来で音質が違うということがあったようだがFLACのように可逆変換だとデコード後の出力はどのアプリを使用しても変わらない。
話が少しズレるが、DSP(イコライザー等)部分で音は変わるがここで変わるのはもはや「音質」ではなく「音の好み」である。ではイコライジングを行わなければデジタルオーディオの音質は全て同じかというとそうでもなくDAC→アンプのところで音質は変わってくる。DACでデジタルからアナログに変換するのでここから後ろは昔ながらのオーディオ沼の世界である。DAPの音がいいのはここが専用のパーツになっているから。通信屋のQualcommではなかなか太刀打ちできないところ。もっともQualcommも買収で技術を手に入れ「Aqstic Audio」ブランドとして展開している。F-02Lで使用しているSnapdragon 450もAqstic Audioでハイレゾ対応、と思っていたのだが少々怪しいところが。今日現在https://www.qualcomm.com/products/snapdragon-450-mobile-platformを確認するとAqstic Audioの表記は消えてQualcomm® Fluence™ HD noise cancellation technologyという表記に。リンクしているPDFにはAqstic Audioの表記があるのでどちらが正しいのか?もしAqstic Audioが消え端末メーカーがAqstic Audioを元に「ハイレゾ」表記をしていた場合、そこも誤りになってしまうのだろうか?ま、「ハイレゾ」の定義自体、結構いい加減(数値的な基準はあるもののその他に聴感でOKならハイレゾだったはず)だしどのみち聴き分け出来ないし。
話を戻すとAndroidの場合、アプリの出力はミキサー(=Audio Flinger?こいつの出力は48kHz/16bitらしい)に入ってしまうので「音のいいアプリ」は端末の3.5mmジャックでは存在しない。USB端子の出力もミキサーの後ろになるので同様。ただしいくつかのアプリは専用のドライバーを使用することでミキサーを回避する。

FiiO Musicの設定

話がだいぶFiiO Musicからそれてしまったので話を戻す。音質が変わらないのであれば使い勝手と安定度ということになる。使い勝手に関して設定メニューから見ていくと

端末の文字サイズ設定によっては全ての文字が表示出来ない、DAP用と思われる項目が残っている等がある。操作体系は少し慣れが必要だが慣れてしまえば「これおかしいんじゃない?」というような項目はなさそう。歌詞を表示する機能もあるが手持ちの曲では表示されなかった。これもDAP専用か?安定度に関しても今のところ途中で止まるようなことはなくまあ合格か。ギャップレス再生、ハイレゾ音源の再生、リプレイゲイン対応と欲しい機能は揃っているししばらく使ってみる。HUAWEI nova 2に入れて設定を弄ってDAP化しても面白いかも。nova 2のDACはAK4736(384kHz/32bitまで対応)なので。