Lightroomモバイルのカメラ機能

作成日:2021/07/22 更新日:2022/01/29

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Lightroomとは

Lightroom自体は写真編集と整理のためのソフトでLightroomモバイルはそれのAndroid、iPhone版。そしてモバイル版にはカメラ機能がついているのでそれの動作に関して調べてみた。使用した機器は「arrows Be4 Plus F-41B」。機器により動作が異なる部分がある模様。尚、有料版ではなく無料版での使い方である。

撮影した画像はどこに保存される?

Lightroomモバイルのカメラ機能で撮影した画像はアプリの専用フォルダに保存されGoogleフォトやFilesからでは見えない。これが基本。Lightroomモバイルのライブラリ画面のメニューからデバイス情報とストレージを選ぶと「SDカードを使用」というスイッチがある。これをオンにするとSDカードに保存される。

カメラから直接保存出来ないのか?

カメラ画面での設定に「オリジナルを保存」というスイッチがある。これをオンにすると内部ストレージのDCIMフォルダのLightroomCameraフォルダにオリジナル画像が保存されそこからLightroomアプリに取り込むという動作になるようだ。Lightroomアプリはもともと写真編集と整理のためのソフトなのでそとから画像を取り込むのが本来の動作なのでこのような動きになと思う。このような動作なのでカメラ画像を直接SDカードに保存することは出来ないようである。従って「オリジナルを保存」をオンにして内蔵ストレージのDCIMフォルダに取り込み後で纏めてFilesアプリでSDカードに移動させるのがよさそうである。Lightroomアプリ上の画像も定期的に削除する。

Lightroom以外からも見れるようにするには?

(2022.01.29追記)前記の「オリジナルを保存」をオンにすると内部ストレージのDCIMフォルダのLightroomCameraフォルダにオリジナル画像が保存されるのでその画像はGoogleフォトで表示される。

画像を選んで共有ボタンを押すと「デバイスに保存」というメニューと「書き出し」というメニューがある。「デバイスに保存」を押した場合は即座に書き出される。書き出し先は内部ストレージのPictureフォルダのAdobeLightroomになる。この時、DNG形式のファイルはJPG形式に変換される。「書き出し」というメニューの場合はファイル形式等を選択することが出来る。「書き出し」の場合、DNG形式はJPG形式に変換されるがJPG形式のファイルはどういう扱いになるのか?JPGを「書き出し」で出力した場合と「デバイスに保存」でファイル形式を元画像で保存した場合でファイルサイズが異なっている。なお「デバイスに保存」で作成したDNGからのJPGと「書き出し」でDNG形式のファイルをJPG形式にして保存した場合のファイルサイズは同じなのでこれは同じ変換を行っているものと思われる。なので「デバイスに保存」ではなく「書き出し」でファイル形式を「元画像」として書き出すのがよさそう。

(2022.01.29追記)先に追記したように端末のGoogleフォトでも表示できるので書き出しはオリジナルを保存していて端末で見る限りは不要。PCに持ち込んだりSNSにアップする場合の参考に。
「書き出し」で「元画像」以外を指定した場合、その形式への変換を行いながら出力しているようである。元がDNGでも「DNG」を指定して書き出しを行うとファイルサイズが異なる。「arrows Be4 Plus F-41B」の場合、元のDNGをPCのフォトアプリ等で表示させると色がおかしい。「書き出し」で「DNG」を指定した場合はPCのフォトアプリでは正常に表示できる。しかしDNGのサイズが2倍くらいになっている。そしてLumiar3等のPCのRAW現像アプリでは色がおかしい。ただしサムネイルは正常。もしかするとJPEGが埋め込まれてPCのフォトアプリ等ではそちらが表示されているのかもしれない。更にはPCのPhotoshop Expressは元のDNGでも「DNG」指定で書き出したDNGでも正常に表示出来る。端末及びadobe製品ではカメラプロファイルが適用出来ているのだと思われる。このプロファイルを取り込めればPCのRAW現像アプリでも正常に表示出来ると思うがプロファイルが不明。iPhone等の高い端末はあるのだが安い端末に関しては何か標準のものがあると思っているのだが。いずれにしてもDNGのままでは扱いが難しいので適度に加工して「JPG」で書き出してしまった方がよさそうである。

撮影から書き出しまでを少し整理

書き出しでSDカードに出力出来ないのが残念。

「arrows Be4 Plus F-41B」の標準カメラとの違い

「arrows Be4 Plus F-41B」の標準カメラは夜景モードとポートレートモードくらいしか機能がない。DNGでの出力も出来ない。とはいえ普通に撮るならまあ問題はない。ただ夜景モードでシャッタースピードが遅くなると手ブレを起こす。夜景モードでなくても1/12秒くらいまでシャッタースピードが遅くなる。「arrows Be4 Plus F-41B」のレンズは35mm換算で27mmで光学式手ブレ補正もないのでシャッタースピードは1/30くらいが限界だと思う。標準カメラではシャッタースピードの指定は出来ないがLightroomのカメラなら指定はできる。ISOがあがってノイズが増えるかもしれないが手ブレするよりはいい。ただ「arrows Be4 Plus F-41B」の場合、LightroomのカメラでJPGで撮影すると画像のサイズがFullHDになってしまう。サイズが小さくても手間のかからないJPGで作成するかDNGで後から頑張るかの選択になる。

またLightroomのカメラはシャターオンが無音にできる。静かな場所で撮影する場合はLightroomのカメラを使用するのがいいだろう。画像サイズの問題はついて回るが。通常は標準のカメラアプリを使用しそれでは都合が悪そうなケース(暗い、静かな場所)ではLightroomのカメラを使用しDNGで撮影・保存、まとめて「書き出し」でJPGに変換というのがいいかもしれない。いや、「arrows Be4 Plus F-41B」の場合はいっそのこと普段からLightroomのカメラでもいいかも。ポートレート機能を使用したいときだけ標準のカメラで。

Lightroomでの加工

(2022.01.22追記)DNGで保存するのはいいのだがそれをそのままJPGにすると綺麗ではない写真になる。DNGはセンサーが捉えたままのデータでここから色の調整やノイズ除去等を行ってJPGにする。保存形式をJPGにした場合はこの処理はカメラ側で行ってくれるがDNGで保存した場合は自分で行う必要がある。以下サンプル。

標準カメラの画像
F-41B / ノーマルプログラム / 3.6mm(換算27.0mm) / 1/50 / F1.8 / +0.0EV / ISO400 / 標準カメラの画像
DNGをそのままJPGに
F-41B / (ノーマルプログラム) / 3.6mm / 1/50 / F1.8 / +0.0EV / ISO457 / DNGをそのままJPGに
ノイズ低減100
F-41B / (ノーマルプログラム) / 3.6mm / 1/50 / F1.8 / +0.0EV / ISO457 / ノイズ低減100
更に偽色の低減100
F-41B / (ノーマルプログラム) / 3.6mm / 1/50 / F1.8 / +0.0EV / ISO457 / 更に偽色の低減100
自動+自然な彩度50+ノイズ低減50
F-41B / (ノーマルプログラム) / 3.6mm / 1/50 / F1.8 / +0.0EV / ISO457 / 自動+自然な彩度50+ノイズ低減50
書き出し時の品質は90全て90。サイトの表示は縮小されているのでわかりにくいが実際のサイズで表示するとかなり違う。DNGをそのままJPGにした場合はかなりザラついた感じ。ノイズ低減を100にした場合はザラつきはなくなるがのっぺりした画像になる。よく塗り絵と言われるのはこのタイプか?ファイルサイズの違いも凄い。そのままJPGにした場合が6.5MBなのに対してこのファイルは2MBしかない。標準カメラの画像も2MBなのだがここまでつぶれていない。JPG品質の違いか?もっともこの画像は12月のものでその後に入ったソフトウエア更新でいろいろ変更になっている可能性はある。更に偽色の低減(カラーノイズ低減?)を乗せるともう少し小さなファイルになる。ここまでは極端な編集なので最後に少し真面目に編集したもの。自動調整+カラーにある自然な彩度50+ノイズ低減50。DNGの加工はやり始めるときりがないのでこの辺りに決め打ちする。ノイズ低減はもう少し落としてもいいか?尚、Lightroom for mobile(Android)の公式ヘルプは Lightroom for mobile(Android)で写真を編集する方法について説明します。にある。