Replay Gainで音が悪くなった

作成日:2024/08/21 更新日:----/--/--

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気付いたきっかけ

ある音源を購入してPC+foobar2000で最初はReplay Gainオフで聴く。その後、Replay Gainをオンにして聴く。少し音が小さいと思いボリュームを上げたが違和感がある。foobar2000のスペアナを見るとReplay Gainオフのときと比べてReplay Gainオンだと表示が寂しい。foobar2000のスペアナは音源の音の情報ではなくfoobar2000から出力される音の情報なのだろう。

原因

Replay Gainが悪いというより仕組み的にどうにもならない。Replay Gainをオンにすると何でそんなに変わるのか?Replay Gainの仕組みとしては一定の音量になるようにTag情報に何db上下させるかを記録し対応しているプレイヤーはそれを見てプレイヤーからの出力のボリュームを絞る。アバウトな例えをすると、ある曲は最小音量10、最大音量100で収録されていたとする。Replay Gainの仕組みでこの曲は音が大きいので-5すると登録される。これによりプレイヤーから出力される音量は5から95となる。この程度であれば当初の情報は全て含まれるので音質には影響がない。しかしReplay Gainによる調整が-5ではなく-20だった場合はどうなるか?この場合、プレイヤーからの音は0から80、もとから存在していた10から20の音は消える。それでもスピーカー出力のボリュームを絞っていれば消えた部分はどのみち聞こえないレベルなので問題にはならない。しかし10以上の音量部分を聞くようばボリュームだと10から20の音はプレイヤーから出てきていないので聞こえない。

対策

ちょっとわかりにくい説明だがこんな感じ。今回問題となった曲は-12.89dbの設定になっていた。スペアナで見ると半分くらいの音量しか出ていない。では対策として何があるか?foobar2000のReplay Gain関連設定としてはプリアンプの機能があり、ここで+13dbにすることで自分の耳では違いがわからないレベルになった。これで全体の音量のバランスを取りつつ音は悪くならない状態になった。しかしAndroid版のfoobarでこれを行ったところあきらかに音がおかしい。下げた分を上げたという感じではなくノイズまで持ち上げた感じ。

最終的にはAndroidではReplay Gainの使用をやめることにした。少し手間ではあるがボリュームを調整すればいいだけのことである。音量調整、プレイヤー側で行うか出力ボリュームで行うかという話があるがこうしてみるとプレイヤー側では最大音量にしておいて出力ボリュームで調整するのが正解という事になる。プレイヤーから出てこない音はどうにもならないのである。