Microsoftは何故Windows 10 Mobileを諦めたか

MicrosoftがWindows 10 Mobileを諦めた理由を想像してみる。

端末の面倒をみるのに思ったより手がかかる

PCの世界ではMicrosoftはOSの面倒だけをみていて個別のPCの面倒はみていない。まあ裏では端末メーカーと情報を交換しているのだろうけど表面上はWindows UpdateでOSの更新しか提供していない。端末の面倒をみるのは端末メーカーだ。Windows mobileの時もそうだったのではないかな?それに対してWindows PhoneからWindows 10 Mobileに関してはWDRTをMicrosoft自らが提供している。iPhoneのような垂直モデルを目指したのかもしれないが向こうは端末の製造を自社だけで行っているのに対してWindows 10 Mobileはいろんなメーカーが端末を出す。垂直モデルを諦めて端末メーカーにWDRT相当の部分をやらせればよかったのではないか。それをせずに一元管理出来るようにSoCの縛りをきつくした結果、参入メーカーが増えなかった。いや、増えたら増えたで大変なんだけど。

儲からない

売れなかったから儲からないというのはあるけどそれとは別にWindows Phoneが売れてMicrosoftに入るお金は?OSのライセンス料だけ?そのライセンス料も途中から無料だったはず。iPhoneはハードウエアの代金も入ってくる。AndroidはGoogleが広告を見せるツールとして端末を配っているので端末販売での売り上げは気にしていないだろう(薄利多売でそれなりの利益は出ているようだが)。つまりビジネスモデルとして儲かる要素がない。シェアが取れてOSが薄利多売で利益をだせるあるいはストアの売り上げが増えれば儲けも出たろうにシェアが取れなかった。いや取るための努力(=お金のかけ方)が不足していたか方法を間違えたと思われる。

ストアの管理が思ったより面倒だった

セキュアな環境を目指してアプリの審査を厳格にやったのだろう。結果、審査の手間はかかるは審査落ちしてアプリが増えないは。アプリが増えないからユーザーが増えない。ユーザーが増えないからベンダーが増えない。だから端末も売れないという負のスパイラル。最近ではアプリの検索結果もボロボロ。ストアに関しては今後のWindows 10 Sでも使うのだが大丈夫だろうか?

こうして見るとiPhoneを目指しつつ端末ベンダーを増やしてシェア拡大を目指したけどあちこちに落とし穴がありました、といった感じか。あげく端末の販売が増えないから管理コストが予定より負担になる。企画段階から読みが甘くて失敗してた、というかどうやってもMicrosoftが儲かるように見えない。シェアを取れれば違ったのかもしれないがiPhoneとAndroidが固めているところを取りにいくのはかなりのコストが必要そうだし。今後のモバイルの世界はハードウエアで儲けるか別の儲かる場所へ誘導するためのツールにするしかないのかも。Googleのせいでソフトウエア単体で利益を出すのが難しくなったので。Microsoftはソフトウェアで利益を出していたけどモバイルではもう無理っぽい。そうなると現在進行しているような儲かるクラウドに誘導するためのチャネルの位置づけか。それであれば自分でコストかけて端末を出さなくてもiPhone、Androidからクラウドにアクセスさせればいいという結論か。

この流れでいくとARM版Windows、どうなるのだろう?モバイルよりはOS単体で稼げそうだけどIntel版と同じ構造に出来ないと同じ理由で没落しそうだ。そのIntel版にしても今後はChrome OSやAndroid、iOSとのことを考えると以前のように利益は。出せなさそう

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