ソフトバンクのプラチナバンドって何?

プラチナバンドとは700MHz~900MHzあたりの電波のことで携帯電話に適していると言われている。
ドコモやauは800MHz帯を利用できたが、ソフトバンクが買い取ったVodafoneはプラチナバンドを使うことが出来なかった。これは技術の問題ではなく、電波は限られた資源なので誰が使うかは役所の許可が必要なため。ソフトバンクは2GHz帯と1.5GHz帯を使用している。
ソフトバンクは自分達ががプラチナバンドを使えないのは不公平だと言い続けて、7月25日から900MHz帯が使えるようになった(テレビがデジタル化して周波数帯が空いた為)。
今まで、プラチナバンドがないからiPhoneのSIMロックは解除しないと言っていたので、これからは解除されるんだろう。
プラチナバンドのメリットは一つの基地局でカバー出来る範囲が範囲が広くなり、物陰まで電波が届くことであり、決して通信速度が速くなったりしない。もし、速度が出たとしたらその対応端末の少なさから基地局利用者が少ないのが理由と思われる。一部の販売店が怪しげなPOPを作っていたが流石に孫さんもそこは注意をしたらしい。
ところでプラチナバンドが本当に有利かというと最近の携帯事情だと少々怪しい。
利用者数の増加とスマートフォンによる大量パケットの使用により一つの基地局のカバー範囲を広くしてしまうと処理しきれなくなってしまう。なので最近は基地局のカバー範囲を狭くしてその分、基地局の数を増やしてエリアの穴を塞ぐのが主流になっている。プラチナバンドが有効なのは利用者が少ない地方なのである。ところがソフトバンクは都市部からプラチナバンドを導入し始めている。本当にプラチナバンドの効果が出せるのだろうか?建物内で圏外になる事象には有効かな。けど、都心だと先に建物の外にも人が沢山いるのでそっちに電波取られて結果バリ3圏外になりそうだけど。

以下に周波数帯による特性等を纏めてみた。
900MHz帯が2GHz帯と有利なのは、減衰量が低いので同じ出力ならば遠くまで届くこと、遮蔽物があっても回り込む為、ビルの裏側などでも受信できる(周波数が高くなると光に近くなり、低くなると音に近くなる)こと、いったあたり。
逆に不利なのは最適なアンテナのサイズが大きくなること。電波の波長って300/周波数なので、2GHzの場合、300/2000=0.15m=15cm。ホイップアンテナの基本長は1/4波長なので3.75cm。900MHzだと300/900=33cm。アンテナ長は8cm。アンテナの構造で長さはどうにかなるけど端末の大きさを考えた場合、900MHz帯は基本不利。
また、基地局の配置の点からも900MHz帯は電波が届きすぎる故に設計が難しいと言われている。一つの場所をカバーする基地局は3つまでに抑える必要があったはずで、それ以上の基地局の電波が入ってしまうと都合が悪い。このあたりは専門的な話になるので他のサイトを参照してもらいたい。
ということでプラチナバンドは地方では意味があるけど都会ではあまり意味が無いのではと。

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