【iPhone 7】Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ

まだ手許にiPhone 7は届いていないが気になる点を。
大きなところではiPhone 7ではイヤフォンジャックがなくなりEarPods with Lightning Connectorを使用するかLightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタをするしかなくなった。このアダプタの評判が悪いのだが本当だろうか?
機械的に考えるとLightningジャックから出力されるのがデジタル信号である限り、このアダプタに含まれている物はDACとアナログアンプということになる。この機能が従来は本体に内蔵されていたが外に出された形になり、それがどのような影響を受けるのか。

物理的にみて

物理的には外に出されたことはプラスである。コンピューターはノイズ発生源の固まりだからアナログ系はなるべく離して云々というのは古くから言われている。外に出た事によってDACの入力部までの線が長くなっている。これに関しては影響はないだろう。デジタル信号が経路が長くなって結果が変わってしまうのであればExcelファイルをリモートで表示すると値が変わるということになる。加工処理をしない限りデジタル部分での劣化は原則起こりえない。

コスト面からみて

物理的には内蔵と同等以上のはずだが、それは使用されているパーツが同等の場合である。外に出したことによりパーツの点数は増えるのでコスト面ではマイナスだろう。従来品と原価を同等にするために品質を落としていれば音質も悪くなるだろう。しかし本体に乗せる場合はよりサイズ制限等が厳しくそちらにコストがかかるという面もあるため一概に不利とは言えないかもしれない。

感覚的にみて

実際、このパーツをみた人がどのように感じるか。巷の評価ではおそらくここが一番大きく影響しているのではないかと思われる。単独で販売されているUSB-DACはサイズ的にももう少し大きく仕上げも金属的で綺麗である。それに対してこのアダプタはいかにも安そうである。とりあえず既存のイヤフォンが使えるように最低限で付属しました、と見える。そう見えた時点で「いい音がするわけがない」という先入観に囚われないだろうか。実際、音が悪いと評価しているサイトはほぼ聴感でしか評価していない。

機械的測定では

以下2つのサイトが機械的な測定結果を載せていた。
【藤本健のDigital Audio Laboratory】iPhone 7のLightning-3.5mmアダプタの音質測定。6sステレオミニと比較した – AV Watch
iPhone 7シリーズ付属のLightning-3.5mmジャック変換アダプタには実はすごい技術が込められている | 小龍茶館
いずれもほとんど差はない、あっても問題のないレベルという結論と思われる。

市販のUSB-DACと比べて

前述のサイトからはS/N比79dB、ダイナミックレンジ97.3dB以上と読み取れる。市販のDACだとS/N比が100dBを超える(DACのOUTでイヤフォンジャックのOUTは未計測?)が79dBでも優秀らしい。価格面からみるとこのアダプタは900円である。ただしiPhoneの台数分だけ大量生産しての900円。他メーカーが1万円で販売している商品をこれだけの数量作成した場合、いくらになるのだろう。市販のUSB-DACと比べた場合、形状面で少々気になるところがある。市販のUSB-DACはDACとイヤフォンジャックが同一筐体なのでアナログ経路は最短である。それに対してこのアダプタはDAC部分の出力からイヤフォンジャックまでアナログの線が伸びている。おそらくはLightningコネクタ部にイヤフォンジャックまでつけるとサイズが大きくなり本体への負荷がかかるからだろう。そうであれば市販のものと同じようにコネクタ部からはデジタルのまま出力しDACとイヤフォンジャックを纏めるという方法もあったはず。ただ、これは線の先にぶら下がる重量が増えるというマイナス面がでる。実際、Covia ZEALは意外と気になる。

最終的には聴いてみないとわからないがたぶん問題はないのだろうな、というのが今の結論。そもそも大抵の人は192kbpsのMP3とCDを聴き分けられないのだから。

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