ARM版のWindows10が出ることの意味

先日、ARM版のWindows10が出ると話題になっていた。アバウトに言ってしまえば現状、ARMイコール電話機用のCPUだ。つまり電話機にフルWindowsが乗る。それにどんな意味があるのか少し考えてみたい。

まずメリットだが、既存のデスクトップアプリを動かすことが出来る、この一点だろう。一点だがかなり大きな一点だ。ではデメリットは?まず安全性はデスクトップアプリの動作と引き替えに一気に下がる。Windows 10 Mobileの安全性は動かせるアプリの制約というものも影響している。処理性能やバッテリー性能、ストレージも今の電話機より要求されるだろう。が、これらは技術で解決出来るだろう。それからデメリットというより電話機でデスクトップアプリを動かそうとした場合はディスプレイサイズが問題だ。5インチの画面にデスクトップアプリを表示して使い物にならない。

解決策

安全性の対策としては全てのデスクトップアプリアプリをUWP化してストアからのインストールに限定すればある程度確保できる。ストアを通さない野良アプリの問題は残るがそこは自己責任ということで。またUWP化の効果としてアプリのUIをレスポンシブルに出来るので電話機本体での使用に耐えられるようになるだろう。ただし、それを真面目に行うと時間がかかるので大抵のアプリはまずはUWP化のみ、もしくはそのままデスクトップアプリとして使用するのだろう。その場合、ディスプレイサイズの問題が残ってしまう。そこで生きてくるのがContinuumだろう。自分は現状のContinuumには否定的(電話とスティックPCでいい)だが電話でデスクトップアプリが動くとなれば話は変わってくる。少なくともスティックPCはこの目的では不要だろう。ディスプレイの問題は残るが。あとContinuumの場合は電話機本体をマウス・キーボードとして使えるようにして貰いたい。そうすれば出先にはディスプレイだけ用意して貰えばほぼ本体だけを持ち歩けばいいことになる。
アプリの形態をまとめると
デスクトップアプリのまま:Continuumのみで使用。インストール元のセキュリティリスク高。
暫定UWP化:Continuumのみで使用。インストール元のセキュリティリスク低。
本格UWP化:電話機本体およびContinuumで使用可。インストール元のセキュリティリスク低。
こんな感じだろうか。

で、ARMで出ることの意味は?

ここまで電話機でフルWindowsということで話をしてきたがそもそも電話機でフルWindowsを動かすなんて誰か言っていたっけ?Atomがなくなってしまうのでタブレット用かもしれない。もっともARMとCore Mを比較した場合、コストパフォーマンス的にARMはどうなのだろう。と言うことでやはり電話機でフルWindowsというふうに考えたい。しかし、実のところ「ARMで」フルWindowsが動くことはユーザー的にはそれ程の意味は無い。意味があるのは「電話機で」フルWindowsが動くことだと思う。先に述べたようにバ処理性能やバッテリー性能も求められるだろう。それらが解決(特にバッテリー性能)した場合にはCore MでももしかしたらCore iでも電話機に積むことが出来るかもしれない。Core i5の電話機、出ないかなぁ…

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