【ハイレゾ】素人が語ってみる

ハイレゾとは何ぞや?一応わかってはいたつもりだがFiio X1の再生周波数帯域が20kHzまでなのにハイレゾというのはおかしい、という書き込みを見て分からなくなったので再確認。

まずハイレゾの定義。以下のサイトが参考になる。
48kHz/24bitは「ハイレゾ」。JEITAがハイレゾオーディオを定義 – AV Watch
オーディオ協会、“ハイレゾ”定義や推奨ロゴ発表。DSDも対象。マイクやスピーカーも定義 – AV Watch
ハイレゾを定義している団体は二つ。一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)と日本オーディオ協会。JEITAの定義ではデジタル音源についてのみ定義。日本オーディオ協会はデジタル系とアナログ系に分けて定義。今回のFiio X1の問題は日本オーディオ協会の定義に照らし合わせてどうなの?ということになる。Fiio X1はFLACの192kHz/24bitまでの音源を再生できデジタル系の定義は満たしている。一方で再生周波数帯域は20Hz~20KHzとなりアナログ系の定義を満たしていない。
一言で言ってしまえば日本オーディオ協会の定義のしかたが悪いと思う。
デジタルオーディオプレイヤー(DAP)の構成としては音源となるファイルがあり、それをアナログに変換して本体から出力してイヤフォンから再生する。この中でデジタル系となるのが音源とアナログに変換するところ、アナログ系が本体から出力するところとイヤフォンだろう。Fiio X1の再生周波数帯域は本体から出力するところを言っているのだろう。一つの機器の中でデジタル系とアナログ系が同居して片方の条件しか満たさない場合、どうなるのか。そこの定義が甘いと思う。ちなみにハイレゾを謳い日本オーディオ協会の定めた(というかSONYから貰った?)ハイレゾロゴまで使用しているWALKMANは本体の再生周波数帯域に関する記述は製品サイトで見つけられなかった。

そもそもデジタルの音源はアナログの音を細かく刻んでデジタル化して保存するしている。この時の刻みの細かさが先程の192kHz/24bitというような表現になる。
まず時間軸にたいしてどれ位細かく刻むかがサンプリング周波数と呼ばれるもので先の192kHzに相当する。ちなみにCDは44.1kHzである。この数値は再生出来る周波数の高さに影響する。もともと人間の聴覚では20kHzまでしか聴き取ることが出来ないと言われていたためCDもそれに合わせて定義された。その後、20kHz以上の音が含まれているかいないかで音の良さが変わるといったことからCDを超える音質としてハイレゾという言葉が出てきたようである。もう一方の24bitは音の大小をどれ位細かく刻むかといいうもので量子化ビット数と呼ばれている。CDは16bitである。つまりこの刻みの細かさが(レゾリューション)が高いので「ハイレゾ」ということになる(ホント?)
このように音源がハイレゾ化した場合、では音の出口と入口となるマイク、スピーカー、イヤフォンなどはどうなるのか。従来は高音域は20kHzで可とされていたものが40kHzまでは対応していないと音源が生かせなくなってしまう。そこで40kHzまでは対応することを謳った製品がハイレゾ対応として出てきている。

話をX1のようなDAPに戻すとデジタル部は対応しているがアナログ部が対応していない。このような機種をハイレゾと認めるのか否か。自分としてはありだと思う。理由としてアナログ部の定義は周波数帯域しか行っていない。すなわちデジタル系でいうところのサンプリング周波数に依存する部分である。一方の量子化ビット数依存する音の大小の細かさはアナログ系では定義しない。というか定義できない。だってアナログなんだもん。刻んでないのがアナログなんだもん。JEITAによれば48kHz/24bitつまり周波数帯域はCDレベルでも音の大小がCDを超えていればハイレゾだとなっている。ということでX1のようなDAPはハイレゾとして認められると考えられる。ただし日本オーディオ協会の基準は満たしていないのでハイレゾマークは使えない。じゃあ何でWALKMANは使えてるの?もともとSONYが作ったマークだしSONY基準で満たしているからかな?ちなみにパイオニアのXDP-100Rというハイレゾマーク付きの製品サイトでは仕様として再生周波数帯域が「20 Hz ~ 80 000 Hz」としっかり記載されていた。尚、この定義で行くと48kHz/24bit以上のFLACが再生できるスマートフォンはことごとくハイレゾ対応になる。

ところでハイレゾDAPに普通のイヤフォンって意味あるの?というのは気になるが先程も書いたとおりイヤフォンのハイレゾ対応は周波数帯域の話でありもともと人間の聴覚を超えた領域のこと。なので無意味ということはないと思う。確かにハイレゾ対応の製品の方が作り込みをしっかりしないと性能が出せないので音はよさそうであるが。
もっともその前に大抵の人はMP3/320kbpsとCDの音を聴き分けられないという現実をどうするか…

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